最近人に教えていただく場面が多いのですが、その度に【人に教えることは難しい】と感じています。
自分が教える立場だった時にも感じてはいましたが、改めて人に教えていただくとその難しさを感じます。
全く異なる職種につきましたので経理業務についてもそうですが、初めて対応することも多く、1つ1つ調べながら対応している状況です。よく使うExcelですら私は触ったことがある程度。早く仕事を覚えなければという焦りもあり少し詰め込み過ぎて空回りし始めていましたので、この状況を何とかしたいと思い、休日を利用して外部の講座に参加してみることにしました。
今回はExcelの講座です。結果としては参加して良かったと思っています。
正直あまり期待はしていませんでした。一通り内容を解説して終わり、そんな講座を想像していました。
しかし今回の講師の方は「Excelに関することなら何でも聞いてください」という方で、いろいろ質問ができ、質問に対しての回答も「教科書通りだとこういう方法だけど、こっちの方が良いかも」「結果がこういう感じでよければこういう方法もありますよ」と例を挙げて説明してくれた後、「あとは自分でいろいろ試してみて。」という流れでした。私の場合は少しでも知りたいことが理解できると、「こういう場合はどうなるのだろう」と次に繋がっていくことが多いのでいい刺激になりました。
相手のやる気を引き出すように教えるというのは難しいですよね。必ずしもすべて教えれば良いわけではありませんし、相手の性格によってもその対応は異なるかと思います。
今回の講師の方は、私のように「こういう場合はどうすればどうすればいいのか」という質問をする相手と、パソコン自体使うことが不慣れで講座の内容自体についていくことが大変な方とでは対応をきちんと分けて出来る方で、それぞれの様子を、講義をしながらよく見ているのがわかりました。その対応を見ているだけでも大変勉強になりました。相手をよく見ている人、見えている人は教えることに限らず対応の仕方が違います。ついつい自分のことに集中しがちですが、意識して周りを見るようにしなければと思いました。
年齢とともに通常であれば教えてもらう立場から教える立場に変わり、教えてもらう立場だった時どう感じていたかは忘れてしまいがちですが、教えてもらう立場に戻った今、改めて感じることを大切に業務に活かしていければと思います。
ひまわり税理士法人
外内 寛子