こんにちは、だんだんと暖かくなり、春らしくなってきましたね。
この記事を投稿した2018年3月21日は春分の日にもかかわらずとても寒いですが・・・。
さて、私はお客様企業の経営者の方とお話しする機会が多くあります。その中で「東京オリンピックまでは業績を予想できるが、オリンピック後にどうなるか分からない。」というお話を良く聞きます。本コラムをお読みいただいている皆様も、同じことを考えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、将来を知るために今を知るところから始めてみようと思います。
私が思うに、今の需要トレンドは、以下の5点にあると考えます。
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Simple Shortly Experience Realism Digital |
:分かりやすい、簡単、手に届く、気軽 :すぐに、ちょっとした時間に :新しい体験 :リアル感、本物らしさ :デジタルテクノロジー |
例えば、赤丸急上昇中のメルカリが提供するフリマアプリを上記5つの要素に当てはめてみます。
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:簡単に出品できる :ちょっとした時間ですぐに購入できる :簡単に出品でき、ちょっとした時間ですぐ購入、ということ自体が新しい体験 :模造品購入等への補償制度 :スマートフォン用アプリ |
この中でも、「5. スマートフォン用のアプリ」を活用し、「1」や「2」を最大限に引き出していることが、メルカリの成功の要因のようです。Yahooオークションとの違いは、メルカリはスマートフォンユーザー、YahooオークションはPCユーザーがメインであり、「1」「2」の引き出し方に差があります。
続いて、こちらも破竹の勢いなQBハウスです。
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:駅の中、10分1,000円という分かりやすい料金 :ふらっとすぐに入れる、店に入る前に混雑状況が分かる、10分で終わる :美容師と必要以上に会話しないという新しい体験 :プロの仕事 :混雑状況を示す信号(スマホアプリで混雑状況がリアルタイムで分かるようになれば、なお良し!) |
このように、5つの要素を満たしつつ、特に「1」と「2」が強く求められることは、東京オリンピックが終わっても変わらないのかなと。「いやいや、これはB to Cの場合であって、B to Bは別でしょ?」と思われるかもしれませんが、B to Bでも相手は同じ人間である以上、この5要素は必ず求められると思いますよ。
一方で、この5要素を敢えて外し、逆バリ戦略でもってニッチなマーケットで勝負、というのも良いと思います。
まずは、ご自身の会社のビジネスがこの5つの要素に当てはめるとどうなのかを確認し、順バリか逆バリか、要素をさらにプラスするか、私達と一緒に考えてみませんか?
ひまわり税理士法人
蓮原 亮